今の事務所の給与制度は完全に出来高制です。給料は売上の○割という感じで決まります。実力主義です。
一方、前の事務所は年功序列の給与体系でした。つまり、一般企業と同じように、給料は基本的に年齢と勤続年数で決まります。
両方の給与体系を経験した自分の考えでは、特許事務所の給与体系は断然出来高の方が良いと思います。一般企業では会社の売上に対して個人がどの程度貢献したかを定量化するのは難しいと思いますが、特許事務所では個人の売上を明確に算出できるためです。年功序列の場合、売上に対して給料が低い人、即ち若手の優秀な人材ほど不公平感が生じやすいです。結果、優秀な人ほど早く辞めてしまいます。その点、出来高制だと不公平感は生じません。出来高制は、個人にとっても事務所にとってもWin-Winかと思います。